岡田千夏

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京都府京都市

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  • 「中華街のミケvol.12」アップされました

    2009/10/24

    お知らせ

    横浜のファッションブランド、ROUROUのサイトで連載中の猫マンガ、
    「中華街のミケvol.12」がアップされました。
    ぜひご覧ください♪

    http://www.rourou.com/whatsnew/diary_column/neko/09/1023_1520.php

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  • ふくちゃん脱走未遂事件

     もう長いあいだ、外の世界への興味は失っていたようにみえたふくちゃんなのに、なぜかここ最近、脱走熱がぶり返したのか、庭を囲む塀の向こうにむかって、にゃあにゃあ鳴いてばかりいる。
     ふくちゃんの脱走経路は、エアコンの室外機から、一階分の高さのトタン屋根の上に登り、そこから塀を伝って隣家の屋根へ渡るというもので、前回脱走してからというもの、屋根に上れないようネットを張っていたのだけれど、そのネットと屋根の樋を結びとめていたひもがいつのまにかボロボロになっていて(時間の経過のためか、それともふくちゃんがかじったのか)、先日そのすきまからとうとう屋根の上に登ってしまった。
     これがみゆちゃんだったら、そのまますぐに塀を越えて脱走してしまうのだけれど、ふくちゃんはまだ脱走しなれないためか、登ったそのあたりでうろうろしていた。ちょうど日曜日で夫が休みだったので、脱走経路を絶つため塀際に夫を配置し、私はふくちゃんの説得に当たった。
     脚立に登って屋根の上を見ると、ふくちゃんは家の排気口のあたりに座っている。ちょうど朝日がまともにふくちゃんの顔に当たって、瞳孔が線のように細くなり、非常に悪猫面に見えた。が、そこは単純で可愛いふくちゃん、おやつのカリカリを取り出してみせて、ニャーと鳴いてすぐに寄ってきたところを捕まえた。目の前のことしか見えないというか、おやつを見ると、もう脱走のことは忘れてしまうのかもしれない。みゆちゃんならありえない。おやつを見せようがおもちゃで釣ろうが、惑うことなく行ってしまう。思慮深いみゆちゃん。
     脱走防止ネットは修復したけど、あいかわらずふくちゃんは、室外機の上から伸び上がってニャーニャー鳴いている。おまけに、みゆちゃんまでふくちゃんの脱走熱がうつったのか、木に登って脱走防止の猫返しをゆすったりするし(みゆちゃんの脱走経路は、庭木→塀→隣家)、落ち着かない。

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  • みゆちゃんの視線

     ふくちゃんを抱っこしていると、やっぱり気になるのがみゆちゃんの視線で、自分は抱っこが嫌いなくせに、なんとなく面白くなさそうな顔をしてこっちをみている。
     もしかしたら、嫉妬心から、みゆちゃんも抱っこを喜ぶようにならないかしら、とまあ、ほとんど期待はしていなかったけれど、ふくちゃんを降ろしてみゆちゃんを抱っこしてみたら、案の定、瞬時に嫌がって、蹴っ飛ばして降りていった。
     こういうとき、みゆちゃんはふくちゃんと違って爪を立てたりしないから、猫が出来ているなあと思う。ふくちゃんはよく爪を立てる。自分から好んで人の懐に入ってきておきながら、暑くなって出て行くときには、こちらのおなかに引っ掻き傷を作っていくから、ずいぶん自分勝手なやつだと思う。
     ともあれ、みゆちゃんの視線が怖いので、みゆちゃんがそばにいるときには、あまりふくちゃんを抱っこしないようにしている。

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  • 秋冬は抱っこ猫

     抱っこ嫌いのはずのふくちゃんを抱き上げたら、暴れて飛び降りるだろうという予想に反して、嬉しそうにごろごろ言い出した。そのままおなかを撫でてやったら、体をくるっと丸くしてこちらにぴったりとくっつけて、前足の爪を出したり入れたりしていつまでも甘えている。どういう心境の変化かと不思議に思ったけど、季節が進んで少しずつ寒くなってきたからだとすぐ納得した。
     抱っこを喜ぶようになっただけじゃなくて、朝、私が上体をかがめて顔を洗っていたら背中の上に登ってくるし、庭で少し遊んで体が冷えたら、膝の上にやって来て体を押し付けるようにして丸くなる。
     ふくちゃんが家にやってきたのは去年の11月で、思えば、最初の頃は抱っこ、おんぶ、膝の上で寝ることがどれも好きな猫だった。それが、暖かくなるにつれてやらなくなった。
     今年もまた、暖を取りに来ているだけで、また来年の春になったら、こちらを蹴っ飛ばしてぴょんと出て行ってしまうのだろうけれど、利用されているとわかりながら、可愛いのでついつい甘やかしてしまう。

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