しにたいうさぎのまえに、誠実なうさぎがでてきて、こういいました。

お前の悩みは世の中をきたなくする、ゴミのようなものだ。

世の中はとても忙しくて、お前のなやみで汚れるわけにはいかないんだ。

お前は失敗しない事だけ考えてしごとをしていればいいんだ。

いいか、世の中で失敗することは、とても重い罪なんだ。

失敗したものは、しぬことだって、許してもらえないぞ。


誠実なうさぎはそれだけいうと、楽しそうに今日は子供の誕生パーティだから、うちにかえると言って家にかえりました。


しにたいうさぎは、ひとりぼっちでしごとをしました。

すぐとなりに、同じように働くうさぎがいたけど、しにたいうさぎはひとりぼっちだと

思い込むことにしました。



だから、世の中をよごさないように、失敗しないように、しごとをするんだ。

みんなが、お前の傷んだ姿を見て一日中気持ちよくすごせるんだ。

世の中がまいにち、まいにち、お前をころしてくれてるんだ。

「ありがとう」世の中に感謝の気持ちを忘れるなよ。

そのうさぎは、ひとりぼっちです。

そのうさぎは、すぐに嫉妬します。

いつも刃物を持ち歩いているくせに、さびしくてしかたありません。

ながくひとりでこそこそしているうちに、ふるくなってかなり、傷んできました。

そのうさぎは、まいにち　まいにち　泣きながら、

しにたい

しにたい

と喚いています。

作品掲載しました。

とりあえずクレヨンの叫びに混ぜておきました。

ブログでも見られます。

いろいろありました。